【SS】Happy!Merry!Christmas!!<5>
ラスト。りいくてぃるEnding。
↓覚悟の上ぽちっとしてください。
23時55分。
「りくたん、何処行くの?」
「そこ」
Leekeが指差したのは、ツリーを中心としてシャミアが居た位置よりも、更に離れた場所。
てぃるが首を傾げる。
「え、でも、ツリーから遠いよ?」
傾いだてぃるの頭を軽く小突いてから、Leekeはツリーを見上げながら答える。
「ここからじゃないと見えないからな」
そして、カウントダウン開始。
『5……4……3……2……1』
てぃるが息を飲んで見守る中、Leekeはゆっくりと弓を限界まで引き絞っていく。
『0!!!』
その瞬間。
僅かに目を細めたLeekeが放った矢は。
「えぇっ!?」
驚くてぃるが見守る中。
狙い違わず、ツリーのてっぺんの星の支えを貫いた。
「っし……てぃる!受け取れ!」
支えから離れた星は、その場でぐらりと傾いた後。
「う……うん!」
ツリーの表面を少し転がってから、一度大きく弾んで。
「わわわ……と、取れたぁ~~~!!!」
Leekeに抱え上げられたてぃるの腕の中に、すっぽりと納まった。
「りくたん、凄い凄い!」
「……てぃる、そこではしゃがれると俺が痛い」
「あ、ごめんねー」
てぃるを肩に乗せたまま、Leekeは人混みを抜け出す。
肩の上のてぃるは、リボンのついた大きな星を抱えたまま、今にも飛んで行きそうな程のハイテンションである。
「凄いねぇりくたん。なんでウチの欲しいものがわかったん?」
「……なんとなく」
村アルターの、いつもの欄干の上。
「「せーの」」
星の支えに結ばれていたリボンを、両方から引っ張ると。
「……ん?」
「え……凄いよりくたん、雪だよ雪!!」
ぱくっと割れた星の中から、魔力を帯びた煙が立ち昇ったかと思うと。
「キレーだねぇ……」
辺り一面に、さぁっと冷たい空気が広がる。
程なくして空から舞い降りるのは、無数の白い羽。
「そっちの羽もいいけど、こっちの羽もちゃんと見とけよ」
Leekeが星の中から取り出したのは。
「あ、天使の羽だ!」
「後は、これも」
「おぉーサンタ帽子だぁ~。りくたんかぶってみてー」
「……」
「りくたん似合うー可愛いー♪」
降りしきる雪の中。
寒さを知らない2人の夜はゆっくりと更けて行くのでした。
-----------------------------------------
<おまけ>
「あ、えぢおんー」
「どうしたんだいまりべるちゃん」
「今ねークリスマスイベントでとりあえず箱落としてきたんだけど」
「そうか……edionはいつものように殺伐としたwarで汗を流してきたんだけれども」
「うん、とりあえず箱開けるの手伝って」
「「せーの」」
ぼーん!!!
「「……」」
箱が開いたそこには。
魔法の煙でキノコとなった、2人の姿。
煙と共に飛び出し、ひらひらと舞う紙切れに書いてあったのは。
『ハズレ』
の3文字。
「「こ れ は ひ ど い」」
……惨事に気付いたてぃるがディバインシャワーを掛けるまで。
不貞腐れたように村アルター近くに座る2人の姿は、通る人々の笑いものになりましたとさ。
-----------------------------------------
はい!おまけ含めて終わりです!!
一組だけやたら時間がかかった上にらぶらぶ極まりないけどまぁ気にしない!
長くかかりましたが、楽しく読んでいただけたら幸いです。
それでは、よいクリスマスを!
↓覚悟の上ぽちっとしてください。
23時55分。
「りくたん、何処行くの?」
「そこ」
Leekeが指差したのは、ツリーを中心としてシャミアが居た位置よりも、更に離れた場所。
てぃるが首を傾げる。
「え、でも、ツリーから遠いよ?」
傾いだてぃるの頭を軽く小突いてから、Leekeはツリーを見上げながら答える。
「ここからじゃないと見えないからな」
そして、カウントダウン開始。
『5……4……3……2……1』
てぃるが息を飲んで見守る中、Leekeはゆっくりと弓を限界まで引き絞っていく。
『0!!!』
その瞬間。
僅かに目を細めたLeekeが放った矢は。
「えぇっ!?」
驚くてぃるが見守る中。
狙い違わず、ツリーのてっぺんの星の支えを貫いた。
「っし……てぃる!受け取れ!」
支えから離れた星は、その場でぐらりと傾いた後。
「う……うん!」
ツリーの表面を少し転がってから、一度大きく弾んで。
「わわわ……と、取れたぁ~~~!!!」
Leekeに抱え上げられたてぃるの腕の中に、すっぽりと納まった。
「りくたん、凄い凄い!」
「……てぃる、そこではしゃがれると俺が痛い」
「あ、ごめんねー」
てぃるを肩に乗せたまま、Leekeは人混みを抜け出す。
肩の上のてぃるは、リボンのついた大きな星を抱えたまま、今にも飛んで行きそうな程のハイテンションである。
「凄いねぇりくたん。なんでウチの欲しいものがわかったん?」
「……なんとなく」
村アルターの、いつもの欄干の上。
「「せーの」」
星の支えに結ばれていたリボンを、両方から引っ張ると。
「……ん?」
「え……凄いよりくたん、雪だよ雪!!」
ぱくっと割れた星の中から、魔力を帯びた煙が立ち昇ったかと思うと。
「キレーだねぇ……」
辺り一面に、さぁっと冷たい空気が広がる。
程なくして空から舞い降りるのは、無数の白い羽。
「そっちの羽もいいけど、こっちの羽もちゃんと見とけよ」
Leekeが星の中から取り出したのは。
「あ、天使の羽だ!」
「後は、これも」
「おぉーサンタ帽子だぁ~。りくたんかぶってみてー」
「……」
「りくたん似合うー可愛いー♪」
降りしきる雪の中。
寒さを知らない2人の夜はゆっくりと更けて行くのでした。
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<おまけ>
「あ、えぢおんー」
「どうしたんだいまりべるちゃん」
「今ねークリスマスイベントでとりあえず箱落としてきたんだけど」
「そうか……edionはいつものように殺伐としたwarで汗を流してきたんだけれども」
「うん、とりあえず箱開けるの手伝って」
「「せーの」」
ぼーん!!!
「「……」」
箱が開いたそこには。
魔法の煙でキノコとなった、2人の姿。
煙と共に飛び出し、ひらひらと舞う紙切れに書いてあったのは。
『ハズレ』
の3文字。
「「こ れ は ひ ど い」」
……惨事に気付いたてぃるがディバインシャワーを掛けるまで。
不貞腐れたように村アルター近くに座る2人の姿は、通る人々の笑いものになりましたとさ。
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はい!おまけ含めて終わりです!!
一組だけやたら時間がかかった上にらぶらぶ極まりないけどまぁ気にしない!
長くかかりましたが、楽しく読んでいただけたら幸いです。
それでは、よいクリスマスを!
BANさん:2010年12月25日
面白かった!読んでてwktk、ガクブル、メチャアマッとついつい
ココロの中で叫んでしまったお!
次回作期待してるからね!!