【SS】Happy!Merry!Christmas!!<1>
季節物、クリスマスSSです。
全5話ぐらいで終わる予定。
↓続きはぽちっとな
それは、クリスマスを1週間後に控えた、あったかい午後の事。
村アルターから扉を開けた、芝生の上。まったりと話すにゅたこともにおの姿があった。
「で、リニしゃんが言ってたんだけど、巨大クリスマスツリーが中央の噴水のとこに立つらしいよ?」
「リニフ情報か、怪しいな」
「あ~、それ『しゃみーがこんな事言ってた!』ってリニしゃんに言いつけてやろー」
「それはちょっと……困るな!」
「困る前に見に行こうよー」
「うさぁめ」
「しゃみーめ」
わいわいと会話をしながら、うさぁが立ち上がる。
シャミアを引きずる様にしながら村アルターへ。
勿論、向かう先は。
「どこ行くの」
「この流れで地下墓地はないでしょー、しゃみーめ」
「うさぁめ」
中央アルターを降りたそこは、既にもうクリスマス一色。
いつもより多い露店と人混みを掻き分けるように、2人は噴水の広場へと向かう。
「あ、ほらほらしゃみー急いで。今ツリーが立ったみたい」
「小さいから見えません」
「もぉー……なら早く近くまで行こうよぉ」
足を止める人達を避けて、もっと近くへ。
そこには、どうやって立てたのか、噴水周囲のトライデントの像よりも高い、モミの木があった。
「すごーい……」
「でっかいなー……」
真下から見上げてもてっぺんが見えないぐらい高い、クリスマスツリーに。
大きな星や電飾、色とりどりのモールや球が飾られて行く。
その中に。
「うさぁよ」
「ん、どうしたのかねしゃみーくん」
「あれって中身入ってそうじゃないかね」
シャミアの指差す先には、キラキラとした包装紙で包まれ、リボンで飾られた、如何にもなプレゼントボックス。
よく見るとそんな箱が、いくつも飾られていた。
「そうだねー、どう見てもプレゼントだね」
「貰えるのかな」
「貰えたらいいねー」
のんびり話す2人の視界に、見覚えのある姿が映る。
癖のある長めの赤髪に、サンタでもないのに真っ赤な装備のにゅたおと。
怒ったようにピンクの髪を揺らしながらその手を引っ張る、もにこの2人組。
「「あれは……」」
---------------------------------------
<2>に続くー。
全5話ぐらいで終わる予定。
↓続きはぽちっとな
それは、クリスマスを1週間後に控えた、あったかい午後の事。
村アルターから扉を開けた、芝生の上。まったりと話すにゅたこともにおの姿があった。
「で、リニしゃんが言ってたんだけど、巨大クリスマスツリーが中央の噴水のとこに立つらしいよ?」
「リニフ情報か、怪しいな」
「あ~、それ『しゃみーがこんな事言ってた!』ってリニしゃんに言いつけてやろー」
「それはちょっと……困るな!」
「困る前に見に行こうよー」
「うさぁめ」
「しゃみーめ」
わいわいと会話をしながら、うさぁが立ち上がる。
シャミアを引きずる様にしながら村アルターへ。
勿論、向かう先は。
「どこ行くの」
「この流れで地下墓地はないでしょー、しゃみーめ」
「うさぁめ」
中央アルターを降りたそこは、既にもうクリスマス一色。
いつもより多い露店と人混みを掻き分けるように、2人は噴水の広場へと向かう。
「あ、ほらほらしゃみー急いで。今ツリーが立ったみたい」
「小さいから見えません」
「もぉー……なら早く近くまで行こうよぉ」
足を止める人達を避けて、もっと近くへ。
そこには、どうやって立てたのか、噴水周囲のトライデントの像よりも高い、モミの木があった。
「すごーい……」
「でっかいなー……」
真下から見上げてもてっぺんが見えないぐらい高い、クリスマスツリーに。
大きな星や電飾、色とりどりのモールや球が飾られて行く。
その中に。
「うさぁよ」
「ん、どうしたのかねしゃみーくん」
「あれって中身入ってそうじゃないかね」
シャミアの指差す先には、キラキラとした包装紙で包まれ、リボンで飾られた、如何にもなプレゼントボックス。
よく見るとそんな箱が、いくつも飾られていた。
「そうだねー、どう見てもプレゼントだね」
「貰えるのかな」
「貰えたらいいねー」
のんびり話す2人の視界に、見覚えのある姿が映る。
癖のある長めの赤髪に、サンタでもないのに真っ赤な装備のにゅたおと。
怒ったようにピンクの髪を揺らしながらその手を引っ張る、もにこの2人組。
「「あれは……」」
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<2>に続くー。
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