【お題】バレンタインSS。
なんか図書館が出来たというので初投稿です。
今回(というか初なので前回も何もないのですが)、会話主体のSSにしてみました。
その分誰が何をしゃべってるのかわかりづらいかもしれませんが……なるべく口調を分けてみたつもりです(一応
拙い文章ではありますが楽しんでいただければ幸いです。
感想批評校正などは起きている時間なら受け付けます(ごす
ではどーぞ↓
なんとなくうきうきとした空気が流れる、そんな日。
街中にハートが飛び交うこんな日に。
何かやたら騒いでる奴らが居た。
「バレンタインですよー♪」
「……そうね」
「edionはチョコ貰えるのかお……」
……どっかで見た面子である。
「で、Sanaたんチョコレートは……」
「……あ、マスターの分忘れてました」
「……」
「嘘です、はい」
「うっ……優しいんだか意地悪なんだかわからないお……でも美味しい、モグモグ」
「はい、シュタイナーの分」
「頂きまーす……うん、カカオの苦味が程好く利いてて美味しいですね。流石リニフさん」
「誉めても何も出ないわよ~?」
「リニフ!俺には!!」
「……はい、ですばんの分」
「わーいいっただっきまー……うごふぅっ!?」
「あ、それ中に練りワサビが10個分入ってるから」
「ぐ……100ダメージ分のリニフの愛を感じ……る……ぜっ!」
「……馬鹿じゃないの」
「はーい、ももちゃんにもあげるー♪」
「マリーさんありがとー……ところで、中から何やら汁が……?」
「うん、ももちゃんだけに、生の桃を入れてみましたっ!」
「そ、そっか……ありがとう」
女性陣が一通り渡し終わった所、で。
「……りいくは?」
「あれ、さっきまでいたんだけど」
リニフローラとNectarがきょろきょろと辺りを見回す。
「あ、居た居た」
Leekeは階段の下で膝を抱えて座っていた。
「りーく~チョコだよー?要らないのー?」
ぱたぱたとマリーが近付くが、反応ナシ。
何かぼそぼそと口にして、曰く。
「……るしあがチョコくれない」
「「「……」」」
「それに、何か……るしあ以外のチョコって、生命の危機を感じる」
その台詞を聞いて。
女性陣の表情が変わる。
無表情、呆れた顔、不貞腐れた表情。
「酷い事言いますね」
「そうだよーりいくひどーい」
「……じゃあ、試してみる?」
最後にぼそっと呟いたリニフローラの言葉に。
膝を抱えていたLeekeが立ち上がった。
次の瞬間。
「しゃみお!アルター出して!!」
たった今、村アルターから降り立ったばっかりのシャミアにそう言うと。
「え?何処に!?」
「何処でもいい!」
Leekeの姿が、召喚アルターの側でふっと消えて……
「しゃみー……」
「え?え??」
「しゃみーりいく何処飛ばしたのー?」
「えーと、石持ってないから、多分エルビン」
「「「エルビンかぁ……」」」
そして、数分後。
「じゃあ、さなちゃはエイシス側を。マリーはダーイン側からミーリム海岸側。私は山の方周ってくるー」
「りょーかーい」
「しゃみーはソウルバインダー辺り警戒しといて」
「ラジャー」
Yo-Hey女性陣によるLeeke捕獲作戦が発動したのでした。
「で、edionは何をすればいいんだお?」
「……なんで付いてきたんですか、マスター」
「……」
時は過ぎ、高かった日も、周りの山に隠れて見えなくなって来て。
『こちらSana。集落からエルク林、エイシス入り口まではクリアです』
『マリーだよー。ダーイン入り口は居ないから今からミーリム側見に行くね』
『ソウルバインダーと集落には異常なし』
『山の方は……とりあえず居ないわね。まさかスルト鉱山な訳ないだろうし』
女性陣がそんな通信をしている頃の事。
「ふっふっふ……」
一人ほくそ笑む男が居た。
「りいくちゃん、詰めが甘いぞっ☆このedionの目は誤魔化せないお♪」
edionの視線の先には、さっきと同じ様に膝を抱えるLeekeの姿。
場所は集落のすぐ近く。
クーリエのテイクオフで登る、崖の上である。
「さぁクーリエよedionをあの上に……って痛い!爪が食い込んで痛いお!」
……まぁ、相変わらずの格好なので当たり前なのだが。
「り・い・く・ちゃん?見つけたー」
「……見つかった」
膝を抱えるLeekeの横でedionも座り込む。
「るしあんとは連絡取れたのかお?」
「……」
Leekeは無言で首を振る。
「……おい」
「?」
「男に撫でられて喜ぶ趣味は無いぞ」
「折角慰めようとしているのに!」
「……そりゃedionはSanaさんからチョコ貰えたから余裕だろうよ……」
がっくりと項垂れるLeeke。
「ところでedion」
「うむ?」
「腰に付けてるそれは何だ」
「うん?……う~ん、何だか発信機のようだね!」
……空気が凍る。2人も凍る。
2人の最悪の想像に違わず。
「あぁ、そんなところに居たの」
聞こえてきた声が否応無しに2人を解凍して。
2人が恐る恐る崖の下を覗くと。
「ありがとう、マスター」
素晴らしい笑顔で見上げている、3人がいた。
「よーいしょっと」
聞こえる声に頭上を仰げば、今まさにクーリエの足から降り立とうとするシャミアの姿。
「はーい集合集合」
テレポートクロースで下から3人が登って来て。
「流石さなちゃ、抜かりないわね」
「マスターなら獣の嗅覚で見つけ出してくれるような気がしたので」
「りいくちゃん」
「……何だ」
「多分、いい加減観念した方が身の為だと思うお」
「そうだな……」
その場で有無を言わさず出された、村行きのアルターに乗った後は。
「はい、チョコレート」
「……頂きます」
「私からも、はい」
「ちょ……4つは無理」
「ちゃんと食べてね~?」
「……まずはその汁をどうにかしてくれ」
「私はねー作ってないんだよねー」
「逆にその方が有難いぐらいだ……」
しっかり全員分のチョコレートを食べさせられる羽目に。
口に詰め込まれたリニフローラ特製のチョコで、400ダメージを食らって事切れた、正にその時。
「あら?皆さんお揃いで、楽しそうですね」
「あ、るしあんだー」
『……るしあ、タイミング悪い……』
村アルターから降り立ったのは、Leekeの待ち望んだこぐねぇの姿。
「で、マリーさんの足の下のソレは一体?」
「うん、りいくだよー」
「マリー、多分るしあんはそういうことを聞いてるんじゃなくってね?」
リニフローラが呆れたようにツッコミを入れる。
「私達のチョコレートが受け取れないなんてワガママを言った奴の成れの果て……ってところかしらね」
「あぁ」
「そう言えば今日ってバレンタインでしたね。すっかり忘れてました」
『……』
「……りいく、残念だったわね」
「りいくはねーるしあんから……もごもごっ?」
「マリーさん、余計な事は言わない方がいいと思います」
『っていうかお前ら誰かリザくれよ……』
Leeke(の魂)の叫びも虚しく。
バレンタインの夜は平和に?更けていくのでした。
<おまけ>
「ねーさなたん」
「何でしょう」
「ますたーは?」
「……」
『うぅっ……みんな酷いお……』
シャミアの出したアルターに弾かれて、見事落下死したedion。
助けが来たのは、バレンタインがとっくに終わった真夜中の事だったとか。
今回(というか初なので前回も何もないのですが)、会話主体のSSにしてみました。
その分誰が何をしゃべってるのかわかりづらいかもしれませんが……なるべく口調を分けてみたつもりです(一応
拙い文章ではありますが楽しんでいただければ幸いです。
感想批評校正などは起きている時間なら受け付けます(ごす
ではどーぞ↓
なんとなくうきうきとした空気が流れる、そんな日。
街中にハートが飛び交うこんな日に。
何かやたら騒いでる奴らが居た。
「バレンタインですよー♪」
「……そうね」
「edionはチョコ貰えるのかお……」
……どっかで見た面子である。
「で、Sanaたんチョコレートは……」
「……あ、マスターの分忘れてました」
「……」
「嘘です、はい」
「うっ……優しいんだか意地悪なんだかわからないお……でも美味しい、モグモグ」
「はい、シュタイナーの分」
「頂きまーす……うん、カカオの苦味が程好く利いてて美味しいですね。流石リニフさん」
「誉めても何も出ないわよ~?」
「リニフ!俺には!!」
「……はい、ですばんの分」
「わーいいっただっきまー……うごふぅっ!?」
「あ、それ中に練りワサビが10個分入ってるから」
「ぐ……100ダメージ分のリニフの愛を感じ……る……ぜっ!」
「……馬鹿じゃないの」
「はーい、ももちゃんにもあげるー♪」
「マリーさんありがとー……ところで、中から何やら汁が……?」
「うん、ももちゃんだけに、生の桃を入れてみましたっ!」
「そ、そっか……ありがとう」
女性陣が一通り渡し終わった所、で。
「……りいくは?」
「あれ、さっきまでいたんだけど」
リニフローラとNectarがきょろきょろと辺りを見回す。
「あ、居た居た」
Leekeは階段の下で膝を抱えて座っていた。
「りーく~チョコだよー?要らないのー?」
ぱたぱたとマリーが近付くが、反応ナシ。
何かぼそぼそと口にして、曰く。
「……るしあがチョコくれない」
「「「……」」」
「それに、何か……るしあ以外のチョコって、生命の危機を感じる」
その台詞を聞いて。
女性陣の表情が変わる。
無表情、呆れた顔、不貞腐れた表情。
「酷い事言いますね」
「そうだよーりいくひどーい」
「……じゃあ、試してみる?」
最後にぼそっと呟いたリニフローラの言葉に。
膝を抱えていたLeekeが立ち上がった。
次の瞬間。
「しゃみお!アルター出して!!」
たった今、村アルターから降り立ったばっかりのシャミアにそう言うと。
「え?何処に!?」
「何処でもいい!」
Leekeの姿が、召喚アルターの側でふっと消えて……
「しゃみー……」
「え?え??」
「しゃみーりいく何処飛ばしたのー?」
「えーと、石持ってないから、多分エルビン」
「「「エルビンかぁ……」」」
そして、数分後。
「じゃあ、さなちゃはエイシス側を。マリーはダーイン側からミーリム海岸側。私は山の方周ってくるー」
「りょーかーい」
「しゃみーはソウルバインダー辺り警戒しといて」
「ラジャー」
Yo-Hey女性陣によるLeeke捕獲作戦が発動したのでした。
「で、edionは何をすればいいんだお?」
「……なんで付いてきたんですか、マスター」
「……」
時は過ぎ、高かった日も、周りの山に隠れて見えなくなって来て。
『こちらSana。集落からエルク林、エイシス入り口まではクリアです』
『マリーだよー。ダーイン入り口は居ないから今からミーリム側見に行くね』
『ソウルバインダーと集落には異常なし』
『山の方は……とりあえず居ないわね。まさかスルト鉱山な訳ないだろうし』
女性陣がそんな通信をしている頃の事。
「ふっふっふ……」
一人ほくそ笑む男が居た。
「りいくちゃん、詰めが甘いぞっ☆このedionの目は誤魔化せないお♪」
edionの視線の先には、さっきと同じ様に膝を抱えるLeekeの姿。
場所は集落のすぐ近く。
クーリエのテイクオフで登る、崖の上である。
「さぁクーリエよedionをあの上に……って痛い!爪が食い込んで痛いお!」
……まぁ、相変わらずの格好なので当たり前なのだが。
「り・い・く・ちゃん?見つけたー」
「……見つかった」
膝を抱えるLeekeの横でedionも座り込む。
「るしあんとは連絡取れたのかお?」
「……」
Leekeは無言で首を振る。
「……おい」
「?」
「男に撫でられて喜ぶ趣味は無いぞ」
「折角慰めようとしているのに!」
「……そりゃedionはSanaさんからチョコ貰えたから余裕だろうよ……」
がっくりと項垂れるLeeke。
「ところでedion」
「うむ?」
「腰に付けてるそれは何だ」
「うん?……う~ん、何だか発信機のようだね!」
……空気が凍る。2人も凍る。
2人の最悪の想像に違わず。
「あぁ、そんなところに居たの」
聞こえてきた声が否応無しに2人を解凍して。
2人が恐る恐る崖の下を覗くと。
「ありがとう、マスター」
素晴らしい笑顔で見上げている、3人がいた。
「よーいしょっと」
聞こえる声に頭上を仰げば、今まさにクーリエの足から降り立とうとするシャミアの姿。
「はーい集合集合」
テレポートクロースで下から3人が登って来て。
「流石さなちゃ、抜かりないわね」
「マスターなら獣の嗅覚で見つけ出してくれるような気がしたので」
「りいくちゃん」
「……何だ」
「多分、いい加減観念した方が身の為だと思うお」
「そうだな……」
その場で有無を言わさず出された、村行きのアルターに乗った後は。
「はい、チョコレート」
「……頂きます」
「私からも、はい」
「ちょ……4つは無理」
「ちゃんと食べてね~?」
「……まずはその汁をどうにかしてくれ」
「私はねー作ってないんだよねー」
「逆にその方が有難いぐらいだ……」
しっかり全員分のチョコレートを食べさせられる羽目に。
口に詰め込まれたリニフローラ特製のチョコで、400ダメージを食らって事切れた、正にその時。
「あら?皆さんお揃いで、楽しそうですね」
「あ、るしあんだー」
『……るしあ、タイミング悪い……』
村アルターから降り立ったのは、Leekeの待ち望んだこぐねぇの姿。
「で、マリーさんの足の下のソレは一体?」
「うん、りいくだよー」
「マリー、多分るしあんはそういうことを聞いてるんじゃなくってね?」
リニフローラが呆れたようにツッコミを入れる。
「私達のチョコレートが受け取れないなんてワガママを言った奴の成れの果て……ってところかしらね」
「あぁ」
「そう言えば今日ってバレンタインでしたね。すっかり忘れてました」
『……』
「……りいく、残念だったわね」
「りいくはねーるしあんから……もごもごっ?」
「マリーさん、余計な事は言わない方がいいと思います」
『っていうかお前ら誰かリザくれよ……』
Leeke(の魂)の叫びも虚しく。
バレンタインの夜は平和に?更けていくのでした。
<おまけ>
「ねーさなたん」
「何でしょう」
「ますたーは?」
「……」
『うぅっ……みんな酷いお……』
シャミアの出したアルターに弾かれて、見事落下死したedion。
助けが来たのは、バレンタインがとっくに終わった真夜中の事だったとか。
ですばんさん:2009年02月12日
んーうまもろい!解説しよう!
うまもろいとはうまくておもろいの略だ!
いやー会話だけでこんなに面白いなんて
才能の差を感じる><
俺が凡才でマリーは天才!
そしてedionは盆栽と言ったところですね。
これからも負けませんお!
Loydさん:2009年02月12日
リスのSSってやばい面白さだよねPC前でニヤニヤがとまんねーわ
過去のヤツとかもさいこー(ぁ
頑張ってください先生!
水色のお兄さんさん:2009年02月12日
おもしれぇwwwでもやっぱ名前ほしいな、
これYo-Heyのやつらとしゃべったやつとか関係者じゃないとわかりづらい気がする^p^;
一見さんとかにも読みやすいように名前うp!
なんでえぢおんもらえる役なの^^^^^^^?
マリーヴェル@さん:2009年02月13日
>ですばん感想thx
私としてはですばんの文章好きなんだけどなー
(↑暗にさっさと続きを書けと言っている)
>えろいど
面白く読んで貰えたなら幸い~
過去の話はらめぇ><
>水色にゅたお
感想thx~
名前か~確かにここにうpする事しか考えてなかったからな。
次の参考にします、ありがとう。
えぢおんがSanaたんから貰える役なのは、
りいくがるしあんから貰えない役だからです(断言